ゾニサミド 副作用は

犬猫への投与で気になる点

ゾニサミドの副作用や注意点について

ゾニサミドは、商品名・ゾニセップやエクセグランにも含有されている有効成分で、このゾニサミドの働きにより、脳の神経の過剰な興奮を抑制し、興奮による刺激を周囲に伝わりにくくします。

ゾニサミドはこの脳の興奮を抑えることで、てんかん発作を起こさないように予防することや、てんかんを治療することに優れた働きをします。

ゾニサミド投与で副作用が疑われる症状は?

横になる犬と猫 ゾニサミドの副作用は

てんかん発作を抑える有効成分ゾニサミドは、脳の神経細胞における過剰な興奮を抑制します。

ゾニサミドは犬や猫にとって、重大な副作用は特に認められないため、近年は使用されることが多いのですが、その興奮を抑制する作用が過剰になった場合、中枢神経が抑制され、眠気やふらつきなどの症状が現れます。

また、薬を飲み始めた時の副作用として、眠気や頭痛・めまい、ふらつきなど、過敏症状として発疹・発赤、かゆみなどが現れることがあります。

その他、薬の服用量が多くなったり、服用が長期になったりすると、視界がぼやけたり、めまい、吐き気・嘔吐など、長期間薬を服用し続けることにより、発汗抑制、貧血症状、のどの痛み、結石などが報告されています。

このような症状に見られたり、上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

ゾニサミドを投与する場合の注意点

ゾニサミドには、併用を避けるよう求めらる薬があります。他のお薬も飲ませている場合や、サプリメントを飲ませている場合は、ゾニサミドと同時に飲ませて良い薬なのかどうかの確認を、獣医師に相談してください。

また肝障害または腎障害の犬や猫に対しては、ゾニサミドを使用することで症状をさらに悪化させてしまう可能性もあるので、ゾニサミドを投与することに関しては、十分注意する必要があります。

愛犬・愛猫がてんかんを発症、でも諦めずに!

犬も猫もペットとはいえ、今まで一緒に暮らしてきた家族同然の存在ですから、もし愛犬・愛猫が、てんかんを発症してしまったら、飼い主さんにとって本当にショックなのは当然です。

原因がはっきりしない特発性のてんかんには、抗てんかん薬(ゾニサミド)の治療が施されます。

投薬による治療の一つの目標は、てんかん発作の回数を減らすことです。できれば発作の間隔が3ヶ月以上に伸ばすことが目標です。

これが可能になってくれば、さらに発作の間隔をもっと長く伸ばすようにして、最終目標は発作がなくなることを目指します

実際には発作がなくなるまでに数年かかってしまうことも多いので、慌てないでじっくり構えていくことが大切です。

愛犬・愛猫が発作を引き起こすのも見ると、飼い主さんにとって激しく動揺してしまうのは当たり前なのですが、それでも愛犬・愛猫と飼い主さんが一緒になって、病気と向き合うことが、愛犬や愛猫とご機嫌な毎日を過ごし、そして長生きを目指せる道なのかもしれません。

 

■ ゾニサミド 犬猫兼用 25mg/1箱

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